キタアカリというと北海道産を思い浮かべますが、神奈川県横浜市の保土ヶ谷地区産のキタアカリが美味しいと話題です。
2021年6月20日放送のテレビ朝日「相葉マナブ」で横浜産のキタアカリとそれを使った料理が紹介されます。
ここでは、横浜産のキタアカリのこと、その直売所、お取り寄せ通販で購入できるかなどについて紹介します。
キタアカリとは
キタアカリは、甘みが強くてホクホクとした食感が特徴のジャガイモで、昭和50年、北海道農業試験場で、「男爵薯(だんしゃくいも)」に「ツニカ」を交配して選抜・育成された品種です。
「男爵薯」は果肉が白っぽくて粉質で、加熱するとホクホクした食感となり、じゃがいも独特の甘い香りがします。
煮崩れしやしので、ポテトサラダやコロッケなどの料理に向いています。
「ツニカ」はドイツ産で、黄色っぽくて色味がよく味もよいことで知られていますが、ジャガイモにとって大敵の寄生虫・ジャガイモシストセンチュウに抵抗力がある品種として知られています。
キタアカリはこれらのいいとこどりをした品種で、黄色い肉色がよい上にホクホクとした食感で、寄生虫にも強い、という優れたジャガイモなんですね。
キタアカリは男爵薯の特徴を受け継いでおり、煮ると煮崩れしやすいので煮物にはあまり向いていません。
キタアカリの特徴を生かした美味しい食べ方としては、やはりじゃがバター、ポテトサラダ、コロッケなどの料理にするのがよいようです。
相葉マナブで紹介されるキタアカリを使った絶品料理
「相葉マナブ」ではキタアカリを使った絶品料理が紹介されます。
- じゃがいもを生地にしたピザ風の料理
- ポテトソース焼きそば
どちらも美味しそうですね。
横浜市保土ヶ谷のジャガイモの歴史
保土ケ谷のジャガイモは江戸時代末期、甲州(山梨県)から持ち込まれたといいます。
その後、明治時代を経て栽培方法が改良され、保土ケ谷区にあった県の農事試験場での研究も進むなどして、生産が盛んになりました。
明治時代から昭和初期にかけては、「保土ケ谷のまるいも」として、北海道や四国にまで出荷していたそうです。
横浜市保土ヶ谷のキタアカリ
キタアカリといえばやはり北海道産が知られていますが、保土ヶ谷のキタアカリも知る人ぞ知る美味しさです。
保土ヶ谷の一帯は関東ローム層の赤土で水はけが良く、ジャガイモ作りに最適とのことです。
有機質の堆肥と土壌の相性がいいため、甘みが強くて味がいいといわれており、北海道産より美味しいという人もいて、保土ヶ谷産のジャガイモで焼酎も作られています。
保土ヶ谷のキタアカリは、6~7月に収穫期を迎えます。
横浜の農家「白井農園」
横浜市にある「白井農園」は、相鉄線西谷駅から徒歩5分ほどの場所に広がる西谷農業専用地区で100年以上続く農家で、地域のメディアでも紹介されています。
伝統野菜の「西谷ねぎ」をはじめ、キタアカリの他、キャベツやコマツナなど年間50品目以上の野菜を育てています。
キタアカリの直売所
「白井農園」には直売所がありますが、昔ながらの無人販売です。
神奈川県横浜市旭区川島町3083
- 相鉄線西谷駅 徒歩3分
保土ヶ谷のキタアカリはお取り寄せ通販で購入できる?
保土ヶ谷のキタアカリは、「食べチョク」のお取り寄せ通販でこちらから購入できます。
数が多くはないようなので、売り切れになっている場合もあります。
まとめ
キタアカリは、甘みが強くてホクホクとした食感が特徴のジャガイモで、北海道産が知られていますが、神奈川県横浜市の保土ヶ谷地区産のキタアカリも美味しいと話題です。
横浜の相鉄線西谷駅から徒歩5分ほどの場所にある白井農園は100年続く農家で、キタアカリを栽培しており、直売所もあります。
横浜のキタアカリは、お取り寄せ通販でも購入できます。