東京都町田市にある「奈良ばい谷戸」の美しい自然が評判です。
この地域では農業などによる里山の保全活動が盛んですが、2022年6月4日放送の「人生の楽園」で「仲間と守る 都会の里山」として「奈良ばい谷戸」が紹介されます。
ここでは、奈良ばい谷戸の場所や里山保全活動、フットパス、口コミなどについて紹介します。
奈良ばい谷戸とは
「奈良ばい」とは、町田市北部にある場所の地名で、「谷戸」とは、丘陵地が浸食されて形成された谷状の地形のことをいいます。
奈良ばいの雑木林に入り込んだ谷状の里地を「奈良ばい谷戸」と呼んでいます。
「奈良ばい谷戸」は東西方向に500~800mほど広がった美しい自然保全地域で、昔ながらの農地、炭焼き小屋、小野田城跡などがあります。
奈良ばい谷戸のフットパスコース
奈良ばい谷戸は、町田市のフットパスのコースも設定されています。
フットパスとは、風景を楽しみながら歩くことができる道のことをいい、イギリスが発祥とされる言葉であり、考え方です。
下記ページから「3 小山田緑地・奈良ばい谷戸コース」のPDFデータをダウンロードできます。
奈良ばい谷戸の里山保全活動
奈良ばい谷戸一帯の地域は旧住都公団(現:UR都市機構)が開発のために買収していた地域で、本来なら区画整理事業が実施されて住宅が作られるはずでした。
ところが、その後の経済情勢の変化によって計画が中止となり、奈良ばい谷戸や里山は荒廃したまま放置されるという状態が続いていました。
そこで、町田市は奈良ばい谷戸や里山を住都公団から買い取った上で、農と緑の街づくりのモデルに育てるという計画を推進しています。
「NPO法人まちだ結の里」は、奈良ばい谷戸の里山保全のため、2005年度から伝統農法を用いた環境再生をテーマとして里山保全活動を行っています。
里山保全活動は市民ボランティアによって行われており、常時ボランティアを募集しています。
奈良ばい谷戸の里山保全活動内容
奈良ばい谷戸の里山保全活動は、通常、毎週水曜日と土曜日に行っています。
長年放置された田などを人の力で再生して行う稲作をメインとして、周囲の樹林地の下草刈や枝打ち、水路や溜池の整備の他、次のような様々なイベントも行なっています。
- 里山保全活動(4月から3月、全18回実施)
- タケノコ掘り体験(4月下旬実施)
- 米作り体験(田植え6月中旬、稲刈り10月中旬実施)
- 里山散策とさつま芋掘り(9月下旬実施)
奈良ばい谷戸の場所・アクセス
場所: 東京都町田市小野路町
アクセス: 小田急線・JR横浜線 町田駅から町田バスセンター14番乗り場「多摩丘陵病院」行きバスで約30分、「扇橋」下車、徒歩2分
奈良ばい谷戸の口コミ
奈良ばい谷戸にはSNSで多くの口コミが寄せられています。
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