平戸なつ香ブリ(平戸夏香ブリ)がとても美味しいと今話題です。
平戸夏香の効果で臭みがないのが特徴で、「満天☆青空レストラン」でも紹介されます。
ここでは平戸なつ香ブリの特徴や生まれた経緯、使われている平戸夏香などについて調べてみました。
平戸なつ香ブリがおいしいわけは?
平戸なつ香ブリ(平戸夏香ブリ)は、長崎県平戸産の「平戸夏香」を餌に入れて育てた養殖のぶりで、いわゆる「フルーツ魚」です。
平戸夏香のほのかな柑橘の香りで生魚の臭みが抑えられ、日持ちも良いと評判です。
ほのかに果実の香りがして、季節を選ばず年間を通して脂が乗っているのが特長です。
フルーツ魚に臭みがないわけは?
フルーツ魚とは. 柑橘類の果実を餌に混ぜて育てられた養殖魚のことです。
餌に含まれる抗酸化作用のある成分が魚特有の臭みを抑えるので、生臭さを気にすることなく美味しく食べられると評判です。
餌に加えるフルーツ素材としては、ゆず、かぼす、みかん、すだち、レモン等の柑橘類がよく使われていますが、ぶどうやオリーブを使う場合もあります。
柑橘類の産地である温暖な地域、主に西日本で特産品となっている場合が多いです。
愛媛県の「みかん鯛」、徳島県の「すだち鮎」や「すだちブリ」、大分県の「かぼすブリ」、広島県の「広島レモンサーモン」などが有名です。
「平戸なつ香ブリ」には「平戸夏香」が使われていますが、どんな果実なのでしょうか。
平戸夏香とは
平戸夏香(ひらどなつか)は、長崎県平戸市にある「善果園」という果樹園で採れる夏みかんです。
通常の夏みかんの収穫時期は4月中旬から6月頃までですが、平戸夏香は種子が少ないために収穫時期が遅く、夏頃まで収穫が可能です。
7月頃まで収穫できるので、夏をターゲットにした平戸の特産物として知られています。
同じ種類の柑橘類としては、宮崎県の日向夏、四国の小夏、静岡県や福岡県のニューサマーオレンジがあり、名前はいろいろですが、いずれも温暖な地域のみで栽培され、その地域の特産物となっています。
平戸夏香は、当初は「平戸サマーオレンジ」という名前で販売していましたが、より特産物として特徴のある商品にとの思いもあり、「平戸の夏の香り」という意味を込めて「平戸夏香」という名前になりました。
この名称は地元の平戸高校の生徒から募集したとのことです。
平戸なつ香ブリはどのようにして生まれた?
平戸なつ香ブリは「ブリ」と「平戸夏香」のコラボ商品ですが、どのような経緯で生まれたのでしょうか。
平戸市鏡川町の水産加工会社「坂野水産」の社長の坂野武弘さんが、以前、ミカンを餌に使った愛媛県の「みかん鯛」を食べて美味しかったことから発案したといいます。
使うなら地元の特産品の「平戸夏香」はどうかと思い、果樹園の「善果園」に依頼してジュースに加工した搾りかすを提供してもらっていろいろ試してみたといいます。
その結果、5月から9月までは通常の餌で育て、10月から出荷時期の12月までは平戸夏香の皮を配合した餌を与えることで、魚特有の生臭さがなくなった上に脂の乗りがよく、4~5キロのブリに育つことがわかり、「平戸なつ香ブリ」と名づけてブランド化したといいます。
平戸なつ香ブリは、2019年には1万匹以上を出荷したといいいますから、かなりの人気商品に成長したわけですね。
今後は「なつ香ブリのしゃぶしゃぶセット」の販売なども予定しているようで、これは話題になりそうですね。
さらに全国的に知名度がアップすることは間違いないようです。
平戸なつ香ブリは楽天通販で購入できる!
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平戸なつ香ブリは平戸市のふるさと納税の返礼品に!
平戸なつ香ブリは長崎県平戸市のふるさと納税の返礼品にもなっています。
平戸市を応援した人はふるさと納税も選択肢になりますね。
平戸なつ香ブリのさばき方
平戸なつ香ブリは切り身で届くわけではないので、自分でさばく必要があります。
販売元の板野水産は「ブリのさばき方の動画」をyoutubeにアップしています。
これを見れば、初めての人でも挑戦できると思います。
まとめ
平戸なつ香ブリは、「平戸夏香」を餌に入れて育てた養殖ぶりで、美味しい「フルーツ魚」として話題です。
平戸なつ香ブリは通販でも購入可能で、長崎県平戸市のふるさと納税の返礼品にもなっています。
「なつ香ブリのしゃぶしゃぶセット」も販売予定とのことなので、さらに知名度がアップすることは間違いないようです。