福井県の福井市や敦賀市にある洋食店「ヨーロッパ軒」のソースかつ丼が美味しいと評判です。
ヨーロッパ軒は福井県では「パケン」の愛称で親しまれています。
ヨーロッパ軒のソースカツ丼はTBS「バナナマンのせっかくグルメ!!」で紹介されましたが、2021年7月22日放送の日本テレビ「秘密のケンミンSHOW極!」でも取り上げられます。
ここでは、ヨーロッパ軒やソースカツ丼のこと、口コミ、店の場所などについて紹介します。
ソースカツ丼とは
かつ丼といえば卵でとじたトンカツがのった丼を思い浮かべますが、ソースカツ丼は、どんぶりに持ったご飯の上にキャベツを敷き、その上にとんかつを載せてウスターソースをかけたかつ丼です。
ちなみに、福井では、卵とじのかつ丼は玉カツ丼とか上カツ丼とか言うそうです。
カツを切ってのせたソースカツ丼もありますが、ヨーロッパ軒の「元祖ソースカツ丼」はカツ一切れが豪快にそのままのっていて、見た目もボリューム満点です。
ソースカツ丼は越前ガニや甘えびと並ぶ福井の名物の1つとして地元では根強い人気があり、福井のソウルフードともいえる存在になっています。
ソースカツ丼はどうして生まれた?
ソースカツ丼は、福井県出身の高畠増太郎(たかばたけ ますたろう.)という人物が、ドイツ・ベルリンの日本人倶楽部で6年間の料理研究留学を終えて帰国した後、1913年(大正2年)、東京で開かれた料理発表会で披露したのが始まりだといいます。
この時に使われたウスターソースはドイツ仕込みのものを日本人の味覚に合うように苦心して改良したものだそうです。
もともとはドイツ仕込みのウスターソースを日本に広めたくて、ご飯に合うよう試行錯誤した結果、行きついたのがドイツのシュニッツェル(薄いカツレツ)をのせたカツ丼だったそうです。
ソースかつ丼の店「ヨーロッパ軒」とは
ソースカツ丼の考案者である高畠増太郎が、1913年(大正2年)に早稲田大学前(現在の東京都新宿区早稲田鶴巻町)に開店したのが「ヨーロッパ軒」です。
店名は修業をしたヨーロッパにちなんで名付けたものだといいます。
創業した店は関東大震災で被災したために高畠は福井へ帰郷し、1924年(大正13年)1月、 福井の現在の総本店近くに「福井ヨーロッパ軒」を開店しました。
その後、のれん分けなどによって福井市・敦賀市を中心に支店・分店が開店しています。
総本店は、現在、高畠増太郎の孫である高畠範行さんが3代目として店を運営しています。
ヨーロッパ軒のソースカツ丼の口コミ
ヨーロッパ軒のソースカツ丼にはSNSで多数の口コミが寄せられています。
先ほど無事に??
琵琶湖を抜けて、福井県の一乗谷朝倉氏遺跡を散策。敦賀市に入ってソースカツ丼で有名なヨーロッパ軒へ??
帰りは162号線を通って定番の美山と、なかなか充実した430㎞でした???でもすげえ暑かった……??
初めて1日に2回もソフトクリーム食べた?? pic.twitter.com/UyPVNS0x53— dai-rhythm???ダイリズム (@dai_rhythm1067) July 17, 2021
ヨーロッパ軒 敦賀駅前店 で
ミニカツ丼セット をいただきました!
実はソースカツ丼を食べるの初めてでした。脂っこくないし、やわらかさもちょうどいい感じで美味しいですね??
#ヨーロッパ軒 pic.twitter.com/A7LILnEcr0
— ともこ (@tomokoyb) July 17, 2021
福井県 敦賀ヨーロッパ軒本店
カツ丼セット
ソースカツ丼の聖地ヨーロッパ軒
細かいパン粉にカツなのにあとあじアッサリでバクバク食べちゃう??#ヨーロッパ軒#福井県民ソウルフード#創業80年#パリ丼も人気 pic.twitter.com/3KRy4kzrQa— だーりん?? (@YakiUdon24) July 17, 2021
ヨーロッパ軒のパリ丼??
バナナマンの「せっかくグルメ」で
取り上げられて、ずっと食べたかった!
しあわせ??#パリ丼 #ミックス丼もオススメ pic.twitter.com/7ECCEX5pj5— ミカ (@27j65Sk7s6M1Wi1) July 17, 2021
福井「ヨーロッパ軒」ソースカツ丼、福井県民のソウルフード。初めて食べたが、ソースがうまかった。とんかつソースみたいな甘さで、サラサラ感はウスターソース。ダボダボにかけたくなる味。中毒性あり。 pic.twitter.com/4CXpUBgIMz
— 笠見未央(猫ギター) (@nekoguitar) July 15, 2021
ヨーロッパ軒の店の場所
ヨーロッパ軒は、総本店がある福井市を中心に展開していますが、1939年(昭和14年)に最初にのれん分けした「敦賀ヨーロッパ軒」を中心に敦賀でも展開しています。
ヨーロッパ軒 総本店
福井で最初に「福井ヨーロッパ軒」として開店したのが総本店です。
福井県福井市順化1丁目7-4
- 営業時間:11時00分~20時00分
- 定休日:火曜日
敦賀ヨーロッパ軒 本店
総本店が最初にのれん分けし店で、敦賀市にあり、メニュー構成なども総本店とは違い、「ジクセリ」など独自のメニューがあります。
敦賀市内のヨーロッパ軒の店舗は敦賀ヨーロッパ軒直営の支店です。
福井県敦賀市相生町2-7
- 営業時間:11時00分~20時00分
- 定休日:火曜日・水曜日
福井市のヨーロッパ軒
ヨーロッパ軒 豊島分店 (福井県福井市豊島2丁目3-3)
・営業時間:11時00分~20時00分、定休日:火曜日
ヨーロッパ軒 幾久店 (福井市文京1丁目44-11)
・営業時間:11時00分~20時00分、定休日:水曜日
ヨーロッパ軒 大宮分店 (福井市大宮3丁目14-11)
・営業時間:10時00分~21時00分、定休日:火曜日
ヨーロッパ軒 大和田分店 (福井市大和田2丁目402)
・営業時間:11時00分~20時00分、定休日:火曜日
ヨーロッパ軒 花月分店 (福井市花月2丁目3-18)
・営業時間:11時00分~20時00分、定休日:火曜日
ヨーロッパ軒 みゆき分店 (福井市城東2丁目13-15)
・営業時間:11時00分~20時00分、定休日:火曜日
ヨーロッパ軒 木田分店 (福井市木田町1713)
・営業時間:11時00分~20時00分、定休日:火曜日
ヨーロッパ軒 やしろ支店 (福井市渕4丁目1108)
・営業時間:11時00分~20時30分、定休日:火曜日
ヨーロッパ軒 花堂分店 (福井市西谷1丁目1603)
・営業時間:11時00分~20時30分、定休日:火曜日
ヨーロッパ軒 三郎丸分店 (福井市三郎丸1丁目1315)
・営業時間:11時00分~19時50分、定休日:火曜日
坂井市のヨーロッパ軒
ヨーロッパ軒 春江分店 (坂井市春江町随応寺21-23-1)
・営業時間:11時00分~21時00分、定休日:火曜日
ヨーロッパ軒 丸岡分店 (坂井市丸岡町一本田5-62)
・営業時間:11時00分~20時00分、定休日:火曜日
敦賀市のヨーロッパ軒
敦賀ヨーロッパ軒 中央店 (敦賀市中央町2丁目10-4)
・営業時間:11時00分~20時00分、定休日:火曜日・水曜日
敦賀ヨーロッパ軒 駅前店 (敦賀市清水町2丁目19-1)
・営業時間:11時00分~20時00分、定休日:月曜日・火曜日・
敦賀ヨーロッパ軒 金山店 (敦賀市金山79-5-2)
・営業時間:11時00分~20時00分、定休日:月曜日・火曜日
敦賀ヨーロッパ軒 敦賀岡山店 (敦賀市岡山町2丁目)
・営業時間:11時00分~20時00分、定休日:月曜日・火曜日
鯖江市のヨーロッパ軒
ヨーロッパ軒 神明分店 (鯖江市水落町1-12-21)
・営業時間:11時00分~20時00分、定休日:火曜日
まとめ
福井県で「パケン」の愛称で親しまれている洋食店「ヨーロッパ軒」のソースカツ丼は、どんぶりに持ったご飯の上にキャベツを敷き、その上にとんかつを載せてウスターソースをかけたかつ丼です。
ヨーロッパ軒は、ソースカツ丼の考案者である高畠増太郎が、1913年(大正2年)に東京の早稲田大学前に開店し、その後、関東大震災後に福井に移って開店した店です。
のれん分けなどによって福井市・敦賀市を中心に支店・分店が開店しています。
一度食べたら病みつきになるというソースカツ丼は福井のソウルフードともいえる存在になっています。