佐々木秀斗くんが「日本の神様博士ちゃん」として、2022年3月12日放送の「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」に出演します。
ここでは、日本の神様博士ちゃん・佐々木秀斗くんのプロフィール、2022年3月12日の授業の内容について紹介します。
日本の神様博士ちゃん・佐々木秀斗(ささき しゅうと)のプロフィール
今回出演する日本の神様博士ちゃん・佐々木秀斗くんは神奈川県在住の11歳の小学生です。
2021年2月13日の放送から1年ぶり、2回目の出演となりますが、前回は三国志博士ちゃんとして登場し、スケールがデカすぎてやりすぎちゃった三国志のあれこれについて紹介してくれました。
前回の博士ちゃんの紹介では、生活が全て三国志漬けで三国志関連本150冊以上読破とのことでしたが、今回は日本最古の歴史書「古事記」を初めとする日本の歴史に関する本を多数読破したようです。
その上で、日本の神社、なんと1000社ほどを研究し、自ら215ページにも及ぶ「神社大辞典」を作ってしまうほどの博士ちゃんぶりとのことです。
日本の神様博士ちゃんの愛読書「古事記」とは
日本の神様博士ちゃんの愛読書「古事記」は和銅5年(712年)に太安万侶が編纂し、第43代元明天皇に献上された日本最古の歴史書です。
上中下の三巻から成り、上巻は、天地創成、神世七代、天照大神、出雲の国譲り、天孫降臨、日向三代など、神様の代の物語を載せています。
中巻は、初代神武天皇から第15代応神天皇まで、下巻は、第16代仁徳天皇から第33代推古天皇までの記事を収録しています。
2022年3月12日の授業「以外と知らない日本の素朴な疑問を古事記で解決」
日本の神様博士ちゃんによると、以外と知らない日本の素朴な疑問は古事記で解決できるそうです。
博士ちゃんが解説してくれる日本の素朴な疑問とは次のよなものです。
- お祭りではなんでドンチャン騒ぎする?
- ひな人形のお内裏様とお雛様の知られざる関係とは?
- 一番強い力士をなぜ横綱という?
- 稲荷神社にはなぜキツネがいる?
日本の神様博士ちゃん・佐々木秀斗くんが日本人なら知っておきたい素朴な疑問について解説してくれます。
お祭りではなんでドンチャン騒ぎする?
お祭りの起源は、古事記の「天の岩戸隠れ」という神話に記されています。
「天の岩戸隠れ」とは、世を照らす太陽神「アマテラスオオミカミは」とその弟の海の神「スサノオノミコト」の物語です。
スサノオノミコトは荒くれものでいつも周りに迷惑をかけてばかりだったので、その様子にアマテラスオオミカミは心を痛めてしまい、岩戸の中に隠れてしまいます。
太陽神のいない世は暗く災いの多い世界となってしまい、困り果てた八百万の神々が話し合って、太陽神を招き出すために岩戸の前でどんちゃん騒ぎをしました。
その楽しそうな様子に誘われて太陽神が出てきたため、再び明るい世を取り戻すことができました。
このどんちゃん騒ぎが祭りの始まりといわれています。
ひな人形のお内裏様とお雛様の知られざる関係とは?
古事記によると、お内裏様とお雛様はよく言われている天皇と皇后のような夫婦ではなく、お雛様は太陽神「アマテラスオオミカミは」、お内裏様は弟の海の神「スサノオノミコト」ということで、姉弟とのことです。
アマテラスの所に挨拶にスサノオが訪れた時、スサノオの地響きのような足音を聞いたアマテラスは国を奪われると勘違いしてしまったため、スサノオは誤解を解くためにお互いの持ち物の交換を持ち掛けたといいます。
そして、アマテラスは髪飾り、スサノオは剣を出して交換したのですが、交換後にその剣から三人官女が生まれ、髪飾りからは五人囃子が生まれたといいます。
いわゆる「雛飾り」はこの古事記に書かれた物語を再現したものとのことです。
一番強い力士をなぜ横綱という?
アマテラスがオオオクニヌシに国譲りを申し入れた時、アマテラスの使者・タケミカヅチとオオクニヌシの息子・タケミナカタが力比べで勝負することになったといいます。
結果はタケミカヅチの圧勝に終わったのですが、この神様の力比べが相撲の期限と言われています。
そして、強い神が宿る「証しめ綱」を締めることを許された者が、横にした綱を締めることから横綱といわれているとのことです。
稲荷神社にはなぜキツネがいる?
稲荷神社は全国に3万社以上あるといわれています。
稲荷神社の主最祭神とされる「ウカノミタマノオオカミ」は五穀豊穣・農業の女神です。
江戸時代は農業に携わる人が多いため五穀豊穣のご利益がある稲荷神社が全国に広まったといいます。
稲荷神社にいるキツネは神の意思を代わりに伝える動物で「神使」(神の使い)といわれています。
なぜキツネが神使になったのかについてはいくつかの説があります。
- 農作物を荒らすネズミをキツネが食べて退治していたから。
- 稲穂がキツネのしっぽに似ていたから。
いずれにしても、キツネが農業(稲)に関係があるのがその理由とのことです。