房州えびがおいしいと評判です。
「ぶらサタ・タカトシ温水の路線バスで!【房総・秘境めし】」で「房州えび」が紹介されます。
房州えびのことやお取り寄せ通販などについて紹介します。
房州えびとは
房州えびは千葉県の房総半島沿岸の浅い海域で捕れるエビです。
房州えびとは、いわゆる伊勢海老のことで、実は伊勢海老は千葉県が本場の三重県についで第2位の産地なんですね。
過去には何度か1位となった実績もあります。
房州えびは、三重県産の伊勢えびに比べて、より黒潮に鍛えられているために身が引き締まり、プリップリッとしていて甘みがあるので人気があります。
そこで、房総半島沿岸で獲れる伊勢えびを房州えびとしてブランド化しているんですね。
毎年6~7月の禁漁期を終えると伊勢海老漁が解禁されますが、縁起が良い初物を求めて解禁日に千葉を訪れる人も多くいるようです。
漁獲量としては8~10月が多くなるので、この時期は房州えびをお得に食べられます。
なぜ千葉県で伊勢海老が多く獲れるの?
千葉県では房総半島の沿岸に多くの磯根(海藻が茂り、貝類などが棲む海域)があるため伊勢海老が育ちやすい環境となっています。
また、南房総市から勝浦市、御宿町、いすみ市にかけての外房一帯は、寒流(親潮)と暖流(黒潮)の交り合う良好な環境であることもその理由です。
外房エリアは伊勢海老の漁場としては日本最北ですが、そのうちいすみ市が最も北に位置しています。
伊勢海老は外洋に面した浅い海の岩礁に生息しているのですが、いすみ市より北の海は岩場ではなく砂地になるため、伊勢海老の生育には適さず、産地としてはいすみ市が最も北部になります。
実は、このいすみ市の夷隅東部漁業協同組合の大原漁港が伊勢海老の水揚げ高で県内第1位なんですね。
大原漁港に水揚げされた伊勢海老は「外房イセエビ」と呼ばれます。
外房イセエビとは
いすみ市の沖合には、約120平方キロメートルに及ぶ広大な岩礁地帯があり、これは器械根(きかいね)と呼ばれています。
外房イセエビは、この器械根とそこに隣接する磯根(磯辺)の栄養豊富な2種類の漁場から底刺し網という漁法で獲られるエビのことを呼びます。
底刺し網漁業(そこさしあみぎょぎょう)は、海底に刺し網と呼ばれる網を落とし、網にかかる魚介類を捕獲する漁業です。
外房イセエビは、いすみ東部漁協、御宿岩和田漁協、新勝浦市漁協で水揚げされたものに限定されており、千葉県ブランド水産物にも認定されています。
外房では毎年、伊勢海老祭りが開催!
外房の各地では毎年10月頃に様々な伊勢海老祭りが開催されています。
いすみイセエビまつり(いすみ市)
イセエビのつかみ取りやイセエビが当たるガチャガチャのほか、スタンプラリーやフラダンスなどのイベントが実施されます。
おんじゅく伊勢えびまつり(御宿町)
ビッグイベントでは、伊勢えびセットの販売や選りすぐりの伊勢えびの直売を行い、会場内で炭火で焼いて食べることもできます。(2020年のビッグイベントは中止)
秋の房州海老祭り(南房総市)
南房総市白浜町の白浜フラワーパークで実施されます。(2020年は中止)
房州えびは通販で購入できる?
外房産の伊勢海老は楽天通販で購入できます。
房総伊勢海老【160g×2尾】
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ふるさと納税の返礼品にも房州えびが!
房州えびは千葉県南房総市のふるさと納税の返礼品にもなっています。
房州産伊勢えび たっぷり1kgセット(7~10尾入)
とても豪華で、おいしそうですね。
数多く入っているので、直火焼き、鬼殻焼、具足煮、ボイルなどいろいろな料理方法で楽しめそうですね。
「房州びわ」も千葉県の特産品
千葉県の特産品には「房州びわ」もあります。
まとめ
房州えびは千葉県の房総半島沿岸の浅い海域で捕れるエビです。
房州えびはお取り寄せ通販やふるさと納税で購入できます。