毎日11時40分からオンエアされているテレビ番組「昼めし旅~あなたのご飯見せてください!~」で、茨城県霞ヶ浦市の郷土料理「生シラスのどろず」が紹介されました。
霞ヶ浦の生シラスとは?
「生シラスのどろず」ということで、名前はシラスとなっていますが、霞ヶ浦地方ではシロウオのことをシラスと呼ぶらしく、実際にはシラウオだと思われます。
シラウオは淡白なのですが、甘味とほど良い苦味があり、脂肪が少なくてとてもヘルシーです。
獲れたてのシラウオは無色透明でキラキラと輝くことから、「ダイヤモンド」と呼ぶ地元漁師もいたそうです。
シラスとシラウオの違いは?
「シラス」は、カタクチイワシやマイワシなど、イワシ類の稚魚を指します。
市場に一番多く出回っているのはカタクチイワシの稚魚とのことです。
「シラウオ」はサケ目シラウオ科の魚で、稚魚を指すわけではないようです。
全国の汽水域で生きるものは「シラウオ」、青森から宮崎の太平洋沿岸の海水域で生きるものは「イシカワシラウオ」と呼ばれています。
シラスとシラウオはどちらも白の半透明でよく似ているのですが、サイズが明らかに違います。
シラスは3cm程度ですが、シラウオはその倍以上あり、もっと大きなものもいます。
シラウオの料理
地元の人が好んで食べる手軽で簡単なレシピは次のようなものがあります。
- シラウオの磯辺揚げ
- 大根の葉とシラウオのごま油炒め
- 生シラウオの塩昆布あえ
名前を見るだけでも、どれもとてもおいしそうですね。
生シラスのどろずとは
「生シラスのどろず」は生シラス(シラウオ)に泥酢をかけることによって、シラウオの旨味を引き立たせることができるんですね。
泥酢は後で紹介するように高級料亭の高級料理にも使われる調味料で、いろいろな料理に合うので一度試して知っておくと、後できっと役に立つと思います。
他の泥酢(どろず)の作り方
泥酢はもちろん家庭でも簡単に作れます。
白味噌:50g
砂糖:大さじ3
酢:大さじ2
練りからし:小さじ1
それぞれの分量は目安なので、自分にあった割合を見つけるのも泥酢の楽しみの一つですね。
泥酢(どろず)を使った料理
クックパッドで泥酢のレシピを調べてみました。
2つヒットしたのですが、魚介類の料理によく合うようですね。
どちらもドロ酢が食材の旨味を引き立ててくれます。
焼きホンモロコのドロ酢がけ
ホンモロコは高級料亭でも使われている食材で、上品な旨味が人気です。
フナの子まぶし(どろ酢がけ)
フナが卵をもつ3月~4月限定の食材で、卵のつぶつぶの食感がよく、とてもおいしいです。
まとめ
霞ヶ浦の郷土料理「生シラスのどろず」のシラスと泥酢について紹介しました。
霞ヶ浦地方ではシラウオのことをシラスと呼んでいます。
シラウオはとてもヘルシーな食材で、手軽に作れるいろいろなレシピがあります。
泥酢は家庭でも簡単に作れて、いろいろな食材に合います。